自信回復

おっと。
およそ一ヶ月ぶりの更新となってしまいました。
前回の更新からこれまでの間に無事退社し、
今はまだ有給消化の段階ですが、もう一ヶ月ほどしたらニートになります。
ハローワークに行って、失業保険の手続きとかしなければなりません。


一ヶ月前から徐々に退社の準備を始めたものの、
退社ぎりぎりまで締切と引き継ぎに追われる日々でした。
会社に行かなくなってから十日ほどになりますが、
忙しかった反動で今はのんびりと過ごしています。
生活の逆転だけはしないように気をつけて、
少なくとも9時までには起きるようにしています。
昼に好きなだけ色んなことができるから、
夜も早く眠れるし、なんだか体調も良いです。


前回の日記で、希望のイタリアツアーが不催行になったことをさんざん嘆いていますが、
書いていたとおり翌日に旅行代理店へ赴いて、別のツアーを探してもらったところ、
それなりに満足のいくものを見つけることができました。
ただ、ホテル・エアーのキャンセル待ちの状況だったので、
前回失敗した経験を活かして、第一希望のキャンセル待ちをしつつ、
キャンセル料が発生する日まで、確実に催行される別ツアーも押さえてました。
そして無事、第一希望のツアーに参加できることになり、
イタリアには確実に行けることになりました。
ひと安心。


しかも、不催行の知らせの翌日か翌々日に、よく見ているイタリア情報サイトの、
キャンペーンか何かで応募していたプレゼントが当選したらしく、
リチャード・ジノリのお皿が送られてきました。
金額にして5,000円くらいのものではあったけど、
たしか3名にしか当たらないものだったと思います。
自分の運もここまでかと落ち込んでいたところだったので、
自信を取り戻すことができました。
それにその後、希望に近いツアーの予約も無事取れたので、
総合するとやっぱり少し運が良い方なんだと思います。よかったよかった。


今回行くことになったのが、それなりに満足のいくツアーと書きましたが、
前回の日記で書いた私自身の希望がおおよそ叶えられるという意味です。
不満の何点かは、フィレンツェの内容に集中していて、
 ・ウフィッツィ美術館の予約なし
 ・自由時間がなくアカデミア美術館に行けない
という2点が今のところ気になっています。
訪れる時期が時期なので、ウフィッツィ美術館に関しては、
予約なしでもそこまで並ばないで入れる可能性もありますが、
アカデミア美術館へ行くのはかなり難しいです。
一応、朝や夕方に少し時間がとれるかとは思いますが、
「IL BISONTE」の本店にも行きたいので、
時間的にどちらかを諦めなければならなくなるでしょう。
下手するとどちらも行けないかも!
だから、フィレンツェは必ずまた行くはずの場所なので、
今回の旅でそんなに欲張らなくてもいいか、と思うことにします。
ミケランジェロの彫刻を一つでも多く観たくて、ダヴィデ像は外せないと思ってたけど、
とりあえず今回はミケランジェロ広場にあるらしいレプリカで我慢します。
サンピエトロ寺院のピエタさえ観られれば。
上の2点以外に、今のところ問題は感じていないので、
きっと楽しい旅になると思います。


その他、ローマで丸一日・ヴェネツィアとミラノで半日ずつあるフリータイムを、
どのようにして有意義に過ごすか、というのを今は四六時中考えています。
リストランテでちょっといいディナーとか、エノテカでワイン試飲とか、
ピッツェリアで買い食いとか、バールでカプチーノ・・・といった感じで、
食事も色々なスタイルで楽しんでみたいし、
ウフィッツィ美術館やヴァチカン博物館、ボルゲーゼ美術館だけでなく、
できるだけ多くの絵画や彫刻に触れたいし、
せっかくシーズン中なのでオペラも観てみたいし、
もちろんブランドストリートでの買い物もしてみたい。
遺跡に関してはそれほど興味のある分野ではないから、
ツアーに含まれている箇所で十分ということで省いても、
自由時間がいくらあっても足りないくらい行きたいところばかりです。
細かいところはいずれゆっくりとした旅で訪れるしかないかな。
楽しみすぎる。


退社前に、既に退社された方や、
数ヶ月先に退社が決まっている方々とお話しすることが多かったのだけど、
特に印象に残ったのは、好きなことをとことんやった方がいい!という言葉でした。
実際にそうしている方の口から出た言葉なので、真実味もあったし、
印象に残ったというよりは、そう言われたかったという思いの方が強いけど、
とにかく前を向くことができました。
イタリアに行くことも、絶対にプラスになると思っています。


そんな中、私の大好物ということでしゃぶしゃぶの送別会をしてもらい、
カラオケでひとしきり大笑いして、会社を去った訳ですが、
寂しさとか実感は全くなく、平日に街をぶらぶらすることに喜びを覚えたり、
平日の夜にがらがらの劇場へ行って「木更津キャッツアイ」を観たり、
わざわざ佐世保長崎県)までウルフルズの学園祭ライブを観に行ったりしたことで、
前向きな気持ちに拍車がかかり、秋なのにかなりポジティブです。


ウルフルズのライブは、二度も最前列ど真ん中というのを経験していますが、
それを含めても、今まで観た中で一番かもしれないと思うくらい、
今回の学園祭ライブは良かったです。
体育館の床が弾んで、11月なのに汗だくになって、
こんなライブに10代で出会えてしまった学生たちが羨ましいと思うほど。
空調の音が大きくてせっかくのライブが台無しになるという理由で、
空調を切ってのライブだったのでびっくりするくらい暑かったけど、
それが文字通り観客の熱を上げて、ライブを盛り上げるのにも一役買っていたかもしれません。
セットリストも、シングル曲を中心に組み立ててあり、
ファンにとってはすごく新鮮でもありました。
本当に良かった。やっぱり胸に響くのは「ええねん」。
ウルフルズの言いたいことが、たぶん客全体に伝わったライブだったと思います。
幸せでした。


今後の仕事に関してはまだ白紙です。
新しく勉強したいこともあるけど、自分のできることを考えたら、
これから就く仕事も、出版もしくは広告関係になるかとは思いますが、
自分の中ではそれと決め込んではいません。
チャンスがあって興味があれば何でもやってみたいです。
イタリアから帰って、燃え尽き症候群のようになると自分で予想していますが、
その時にすんなりと社会生活に戻ることができるよう、
今日の日記を読んで、このポジティブな気持ちを思い出せたらいいですね。
しばらくはイタリアに思いをはせるだけの日々を、自分に許そうと思います。
なんたってまだ有給中だし。