泣きっ面にミュール

あああ〜。
すごいさぼってる。
すごいさぼってるけど、まだ残り1日の日記書いてないから、
なんとなく日々の日記も綴れないでいます。
とりあえず読んだ本の感想でも。

終末のフール

終末のフール

実はこれ、読む前に期待しすぎて、
長編を読んだ時ほどの満足感は得られなかったのだけど、
さすが!とうならされる作品ではありました。
数年後に地球が滅亡するとわかっていたら・・、
というもしもの世界で生きる人々の物語です。
それぞれの短編からなる1つの物語で、
これはきっと著者の得意な形式なのではないかと思います。
登場人物が多くなればなるほど、
著者のうまさがわかるという。


焦燥感や無常観がないまぜになった混乱の中で生きる、
たくさんの人々の心理が描き出されていました。
あいかわらず巧みな人物描写で、
それぞれの感情が胸に迫る思いでした。
そのことが切なかったりやるせなかったり頼もしかったり。
自分なりの生き方を考える人物たちの姿に、
私も「もしも・・・」と考えてみたりしました。
あまり前向きではいられないかもしれないけど、
やっぱり私も命をあきらめたくない。
帯に載せてある言葉のまんまの気持ち。
よいご本でした。


東京ツアーの間、
荷物にならないように持っていかず、
買うこともしなかったため、この何日かで読んだのは1冊だけ。
色々とペース取り戻さないと!


タイトルに意味はありません。
ただの言葉遊び(にもなってないかも)。