唐突だけど死について


フジで放送している「サイエンスミステリー」は必ず見ます。
人の脳みそやDNAの不思議にふれるのが好きです。
人間の持つ可能性は果てしないですね。
深い悲しみや重いストレスを持つと、
人に助けを求めるために、
脳が自己表現のアドレナリンを分泌するということが、
すごく興味深かったです。
もしかして偉大な芸術家は、みんな孤独だったのかもしれません。


この番組の中で毎回特集している、
プロジェリア患者のアシュリーちゃんのドキュメンタリーを見ると、
自分の心の狭さや怠慢さ卑屈さを反省します。
反省しても毎回そう思うっていうことは、
その反省が活かされてないんだとまた反省。
まっすぐに生きるということはきっと簡単なことなのに、
自分で難しくしてしまっているような気がします。


NHK教育で再放送をしていたETVの、
ガン漂流・奥山さんのドキュメンタリーも見ました。
そんな感じで週末は死や後悔についてずっと考えていました。
誰の前にも必ずついてまわる「死」なのに、
それを現実として受け止めて、考えている人は、
たぶんアシュリーちゃんや奥山さんのように、
余命が長くないと悟っている人だけのような気がします。
身近な人間を亡くしても、
ニュースで殺人事件の報道を毎日見ても、
自分にはまだ降りかからないものだとなんとなく思ってます。
死について考えることができたのは、幸せなのか不幸なのか、
と奥山さんは言っていたそうだけど、
考えて受け止めて、自分にしかできない何かを残すことができるのは、
きっと幸せなんだと私は思います。
私が今死にたくないのは、後悔しか残さないから。


単純だけど、後悔を残さないためには、
「しなかったこと」を作らないことだと思いました。
当たり前だけどそのことに気付いていないから、
私はたくさんの「しなかったこと」を作ってきました。
私の今までの「しなかったこと」、
つまり後悔はもう消せないものばかりだけど、
これからはその山を高くしないように、
自分なりにしっかりと考えていきたいと思います。
それは、今できることを精一杯するということでもあると思いました。
あと、全てのことにおいて、絶望しない。
つらいことがあっても、冗談を言って笑えるような人になりたいです。


関連書籍を一応あげておきます。
奥山さんの本に関しては、
妹が持っているのでいつかは読む予定です。
まだ覚悟がありません・・。


ヴァニシングポイント
33歳ガン漂流ラスト・イグジット
32歳ガン漂流 エヴォリューション
31歳ガン漂流
アシュリー ~All About Ashley~