先週末+翌月曜日(8/5・6・7)

関西在住の友人が福岡へ遊びに来ました。
専門学校時代の友人で、
一人は地元の神戸に帰り、一人は京都に就職してます。
その二人に福岡在住の私を入れて、
密かに西チームで集う計画をかねてからたてていたのです。
それが卒業5年目にしてついに実現!
便宜的にここでは神戸さんと京都さんと呼ぶことにしますが、
神戸さんとはなんと卒業以来の再会。
最初に座った席が前後だった縁で、
学生時代の多くを共に過ごしていたというのに、
全く会わなかったんですね〜。
そして京都さんとも2年半ぶりくらい。
でも、二人とも相変わらずでした。(相手もそう思っていることでしょう)


初日の土曜日は10時に空港まで迎えに行き、
その足でいきなりらーめん屋「一蘭」へ。
私は「一風堂」の方が好きだし、せっかくだから長浜ラーメンも考えていたのだけど、
京都さんの「個々で遮断された席で食べるらーめん屋に行きたい」という希望により、
一蘭」になりました。
後で聞くと京都さんはあんまり濃いものは苦手なんだとか。
一蘭」は、店に入ったらまずアンケートを記入し、
味の好みなどを細かく伝えることができます。
そういうシステムがあることで、
とんこつ苦手な人でも食べられるので、結果的には良かったです。
ちなみに遮断されるというのは、以下のサイトを参照してください。
見た方が早い。→http://www.ichiran.co.jp/index.html


食後は、一度我が家に荷物を置いてから、そのまま天神へ。
京都さんが、別の友人にちらりと会うということで、
少しの間別れて、神戸さんと私は糸島半島へ向かいました。
普段の私は地図も読めるし方向感覚もわりとしっかりしている方なのに、
決まってわからなくなる場所というのがいくつかあって、実を言うと糸島もそれ。
ちなみにビーナスフォートも行く度迷いました。
そういう場所に出くわすと、なぜか地図を見てもわからないんですよね。
なんだろう、相性が悪いというか・・。


そんな訳で、夫婦岩が見られる二見ヶ浦という場所へはなんとか辿り着いたものの、
その後、ビール工房へ行こうと出発した途端、あっさりと道に迷ってしまいました。
申し訳なかったけど神戸さんにナビをお願いしたら、彼女は根っからの「地図の読めない女」。
地図をまわしながら「この道を下へ!」などという指示を出されました。
「下ってどっち!」とか言いながらなんとかビール工房へ辿り着き、
糸島を抜け出した頃にはすっかり日が暮れていい感じ。
自宅の駐車場に車を置いて、今度はバスで天神へ。


京都さんから連絡くるまでぶらぶらと地下街を歩いていたら、
ちょうど博多人形の展示販売会みたいなことをしていたので、
せっかくだからと見てみました。
博多人形=おばあちゃんの家にあった和服美人というイメージだったので、
あまりにも多彩なラインナップにちょっとびっくりしました。
雛人形からカッパ、平安美人、大黒様、子供、などなど、
もう色んなモチーフで作られていました。
展示会場の一角で、非売品の明治時代の人形が数点あったのですが、
それらの魂のこもり方といったら尋常じゃなく、直視できないほどでした。
蝋人形館でも何体か魂のこもった人形を見たけど、
怖いと思わせるほどの何かがあるっていうのは、
きっとすごく良い作品なんだろうと思いました。
もし作家が自分の知っている人だとしたら、魂がこもってても全然怖くないもん。
知らない誰かの何かを感じるから怖いんですよね。たぶん。


京都さんと合流したら、大名をぷらぷらと散策し、
今度は予約した店がどこか忘れてしまってまた迷い(案内役として最低な私)、
店のお兄さんが電話で親切に案内してくれたのでなんとか水炊き屋さんに到着。
とりあえずカンパーイ!(京都さんは飲めません)
福岡に住んでいながら私もお店で食べる水炊きは初体験。
さんざん悩んで、できれば名物の屋台にも行ってみたいからと、
一番安いコースを注文することに。
しかしそれが多い多い!
地鶏のたたきや地鶏のユッケ、唐揚げなどなど、鶏づくしの内容で、
メインの鍋が登場する場面では既にお腹いっぱい・・・。
でも美味しいからどうにかこうにか食べることができました。
お酒飲まずにガッツリいくか、
すごく長い時間をかけて食べるかのどっちかがいいのでしょう。


鍋は鶏の入った鍋が運ばれてきて、まずはそのスープからいただきます。
だしのきいたスープを味わったら、鶏を全部食べてしまう。
それから野菜や鶏ミンチのつくねを入れて楽しむ、というものでした。
博多の水炊きには白菜じゃなくキャベツを入れるのだけど、
しゃきしゃきして甘いからすごく美味しかったです。
最後は雑炊にしてもらって、しめました。
もう絶対に何も食べられない状態。
とてもじゃないけど屋台に行くことなど無理で、
ぶらぶらと屋台を眺めただけで帰宅。
お風呂に入って、あっという間に就寝。
そういえば、前の日記に書いているのに、
まんまと「HERO'S」は録画し忘れましたよ!
まあ、いいけど。


2日目の日曜日の予定は、熊本の阿蘇山
熊本市の方から入った時に大渋滞したことがあったので、
日曜日だということもあって今回は大分から南下することに。
少し寝坊して家を11時に出発。
途中、熊本の小国町というところを通るのだけど、
そのあたりもけっこうおもしろくて、
小腹がすいたと言って馬刺のお店でちょっとつまんだり、
裏側までまわって見ることができる鍋ヶ滝という滝スポットに寄ったり、
世界に一つだけの畳敷きの美術館である「坂本善三美術館」に寄ったり、
そば街道の中のひとつで食事をしたりしていると、
まだ阿蘇に辿り着いていないことが急に不安になりました。
それが15時・・。


あわてて、わき目もふらずに阿蘇へと向かい大観峰に着いたのが16時。
雄大カルデラをこの目で見ると、
またまたのんびりした気分になってしまい、
草千里で放牧されている馬や牛を眺めたりして、
「さっきあいつの肉食べたね・・」なんて馬を見ながら言ったりしつつ、
阿蘇山の火口へ辿り着いたら既に18時。
九州は関東や関西と比べると多少日が長いので、
18時でもまだ明るかったのだけど、
火口へと向かうロープウェイの営業は既に終了してました・・!!
この後、行く先々のお店も閉店していき、
お土産を見ることもできないまま下山するはめに。
ここへきて、寝坊で出発が遅れたことが悔やまれましたが、
とりあえず雄大な景色も見ることができたし、
よかったよね・・?と自分たちを慰めてみました・・。


そのまま1時間かけて熊本市内へ行き、
運転手の私は見えませんでしたが、
どうやらライトアップされていたらしい熊本城の横を通ったり、
アーケードの中をぷらぷら歩いて、適当に魚料理の店へ入りました。
私はすっかり九州人なので、イカと言ったら呼子なんですけども、
神戸さんはイカの活き造りに大感激してました。
身が透き通っていることをしきりに説明してました。
見ればわかるよネ・・!
その他、いわしやあなごもいただきました。
とりあえず、美味しかった。
行きの段階では帰りに温泉に寄れるかと思っていたのだけど、
そんな時間もなく、まっくらな高速をとばして帰宅。
家に着いたら23時!
福岡タワーも消灯するよ、そりゃ。


3日目の月曜日は、平日に休んで遊んでるぜ!
という社会人の小さな幸せを噛みしめつつも最終日。
前日の反省を活かして11時前には家を出発。
まずご近所の福岡タワーへと行ってみました。
ぜひ夜景を見たいと思っていたのに、結局朝になってしまいました。
時間めいっぱい使って遊びすぎたね。
タワーは何度のぼってもけっこう楽しい。
高所恐怖症なので、あまり端っこへは行けませんけど!


降りた後、上から見た百道浜のビーチへぶらりと歩いていくけど、
ものすごく暑くて、そのままひとまわりして戻って終了。
三人揃って買って食べたソフトクリームがどんどん溶ける。
息も絶え絶えに車へ乗り込み、いざ太宰府へ。
京都さんは神社など見慣れているかとも思ったけど、
福岡に来たら、やっぱり太宰府は外せない観光地。
私は、年に数回は必ず行ってます。太宰府大好き。


参道に博多人形の展示ギャラリーがあったので、
ちょっと寄ってみたら、なんと天神で見た例の明治の人形が!!
どうも週末は特別に天神の即売会で展示されていただけで、
もともとはここにいつもいる人形らしかったです。
三日間のうちに二度同じ人形に、違う場所で出会うとは思ってもいなかったので、
かなり驚きました。やっぱり怖かった。
侍なんだけど、確実に侍の魂が入っちゃってるんだな。
なんかまたどこかで出会う気がしてならない。
やだな、おばあちゃんあたりが衝動買いとかしてたら。
貴重な作品っぽかったので非売品だと思うけど。


気を取り直して、太宰府散策です。
太宰府には牛の像があります。
さわると自分のその部分がよくなるといわれている神牛の像で、
ここぞとばかりに頭をベタベタとさわる神戸さんの横で、
その時お腹が痛かった私はお腹をさわってみました。
たまたまだとは思うけど(もしくは思い込み)、治りましたよ★
京都さんは全身をなでまわしてました。どん欲!


お参りをして、おみくじをひいて、一段落したらいよいよ暑くて、
涼みたいという一心で、1年ほど前にできたばかりの九州国立博物館に行ってみました。
天満宮の敷地内からタイムマシンみたいな(?)エスカレーターで、
博物館の入口まで運ばれました。
天満宮の古い建物と、変に近代的な博物館とのコントラストが妙で、
そこらへんもタイムマシーンぽく思えてしまう所以でしょうか?
博物館の無料で入れるところで息を吹き返した私たちは、
展示は観ずに、横のレストランで食事だけして戻りました。
そのうち興味のある展覧会があったらお参りがてら、ゆっくり行ってみたいです。


その後参道のお店を眺めながら、梅ヶ枝餅太宰府名物!)を買ったりしつつ、
大正レトロな喫茶店でコーヒーを飲んでいるとことで、タイムリミット。
楽しかった三日間の旅も終了です。言葉少なに空港へ。
三日間とも時間を考えない旅でしたが、
(それゆえに)きゅうきゅうのスケジュールを共にしたので、
別れるのが少し淋しかったです。
「次の西チーム集結は京都で!」と再会を約束し、別れました。
国内2泊とは思えないデカキャリーバッグを持ってきていた神戸さんは、
さんざんそのことを突っ込んで笑っていた私に、
「お土産を大漁に入れることを見越してこれにしたのよ!(神戸弁で読んで下さい)」と、
最終日には少し自慢げでしたが、
瓶は自分の手で持ち込まなければいけないと空港で注意され、
ビール工房で買ったビール2本を結局は手で持ってました・・。
最後まで身体を張って笑わせてくれてありがとう・・!


帰宅して、ニュースを見ていたら、
「今日の太宰府市の気温は36度を超えました」と・・。
そりゃ暑いよ!!
天気には恵まれたけど、めちゃくちゃ暑い旅でした。
そしてお腹いっぱい。 食い倒れました!
(翌日から胃痛に悩まされました)